【【【【【 竹 村 健 一 こ れ だ け メ ー ル 】】】】】
======================《 目 次 》=========================
●竹村 健一 ■『一週一訓』−168
●竹村 健一 ■財務省と日銀の功績
●竹村 健一 ■「戦争」を「有事」に置き換える愚かさ
●竹村 健一 ■日本のよさを知らせるために
●投 稿 149 ■気になる隠し玉 酒井 信和
竹村健一の評論は「ワールドワイド竹村」で無料公開されたものを転載しています
====================《 今 週 の アンケート》============================
======前回のアンケート結果======
住基ネット導入に賛成されますか?Yes or No
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●○ 竹村健一の『一週一訓』−168 ○●
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1日24時間という時間は増やしようがない。
しかし、同時に3つのことができるとすれば、
時間が3倍に増えたと同じである。
訓練次第で、それは十分可能になる。
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□■財務省と日銀の功績■□
評 論 家 竹村 健一
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英経済紙『フィナンシャル・タイムズ』が1ページ全面を使って日本経済について
言及している。
「日本の病気の景気はとうとう回復するか?」
もちろん、日経平均株価の終値が1万円台を回復したなど、いくつか良い指標が出
ているからだ。なかには、アメリカの平均株価の調子が良いから日本もつられている
だけ、と切って捨てるようなことを言う人もいる。
だが、外国人が日本の株を買うとなると、円を買ってから購入しなければならない
ので、普通ならば円高になるはずだ。円高になると、日本の製造業は苦しくなり、再
び株価が下がるという繰り返しだった。
ところが今回は、少々様子が違う。円高にならないよう日本の財務省がドル買いを
して支えていたという。アメリカ政府はそうした日本側の動きに対して、同紙の表現
を借りると、「green light(青信号)をつけてくれた」というのだ。つまり、円高に
進まないよう努力する日本の行動を承認したのである。
さらに同紙は、日銀がずっと金融緩和をしてそれを助けたと評価している。
日本の株式市場が元気になり、景気が回復したとすれば、それは日本財務省と日本
銀行の功績であろう、というわけだ。
日本のマスコミはこうした評価を滅多にしないものだから、『フィナンシャル・タイ
ムズ』の記事を通して皆さんに伝えているのだが、考えてみると、住専問題で旧大蔵
省がミソをつけてから、なかなか省庁が褒めてもらえることなどなかったように思う。
また省庁のほうでも、あのときの叩かれ方が尋常でなかったため、その後、自ら考え
何かを提案するということがなくなってしまったようにも思う。
日銀にしても、これ以上はないというくらい長期間の金融緩和を続けてきた。けれ
ども、かつて重厚長大産業がこぞって金融機関からお金を借りて投資をしたようには
いかない時代となり、難しい金融政策を迫られるなか、やっと金融緩和の成果が出て
きたというのだ。こうしたことが積み重なっていき、日本のマスコミにしても、彼ら
をきちんと評価していけば、多少なりとも元気と勇気を取り戻してくれるだろう。
そうして、かつて日本の高度経済成長路線を見事に敷いてみせたように、21世紀
日本のために再び尽くしてくれることを期待している。
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□■「戦争」を「有事」に置き換える愚かさ ■□
評 論 家 竹村 健一
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有事関連法案を「war contingency bills」と訳しているメディアがあった。「war」
は戦争、「contingency」は偶発的な、万一のという意味で、「bills」は法律、法案であ
る。
つまり「有事」は「戦争」も当てはまれば、偶発的に起こる「天災」なども「有事」
だといえるのだ。
●曖昧を美徳としてきた日本人の歴史
このように、曖昧な言葉を使わざるを得なかったのには、日本人の「戦争」という
言葉に対する過剰な反応がある。
これは、日本人がかつてから美学としてきた「曖昧さ」が悪く作用している結果だ
と思う。
例えば、「強姦」という言葉は、報道では「乱暴」「暴行」といったソフトな表現で
言い換えられる。
これは一見、被害を受けた側に配慮していると思えるが、ともすると加害者側の罪
の意識を薄くする作用になってもいるのだ。
つまり、曖昧な言葉で言い換えるということは、結局物事の本質を見えにくくして
いるに過ぎない。
そういう風潮を昔から訝しく感じていた私は、「はっきりとストレートに」物事を
発言することを心がけてきた。「歯に衣着せず」発言するということは、評価される場
合もあれば、排除される可能性もあるだろう。
しかし、歯に衣着せない発言をしなければ、成果は得られないのだ、ということを
多くの人が認めてくれるようになり、最近は発言しやすくなったように思う。
日本を背負っていく政治家にも、はっきり明言する人はあまりいなかった。
しかし、イラク戦争や、北朝鮮との関係など、はっきり発言し、日本のこれからを
考えなければならない機会が増えてきている。
そんな中、自分の主張をする石原東京都知事や小泉首相が支持されているというの
は、やはり「曖昧な日本」に不満を感じる国民が増えたということの現れだと思う。
日本でもようやくこういう風潮が望まれてきたということは歓迎すべき事柄では
ないだろうか。
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□■日本のよさを知らせるために■□
評 論 家 竹村 健一
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皆さんは、自分たちの国が、海外でどのような印象を持たれているか考えてみたこ
とはあるだろうか。
私は以前から、我が国が世界第2の経済大国のわりに、日本という国の真実の姿は
知られていないと感じていた。
例えば、香港へ旅行してきたアメリカの女性が旅行代理店で「日本までドライブし
たいけれど何時間で行けるかしら」と聞いてきたという、笑えない逸話もある。
また中国での「日本と聞いて連想するものは何か」というアンケートの結果を見て、
愕然とした。
まず1位が日本軍の中国侵略、2位桜、3位富士山。その後有名ブランドの家電製
品、靖国神社が並んでいる。そしてこの結果は、数年前からそう変わっていないのだ
そうだ。
また、日本が再び「軍国化」するのが心配かという質問には、6割近くの人が心配
だと答えているという。
しかし、実際に来日すれば、そういった心配が杞憂であることは分かるだろう。日
本人ほど平和を望む国民はいないからだ。日本を正しく理解してもらうことが必要だ
とあらためて感じた。
●もっと国内に海外から観光客を
だが現状では、日本からの年間海外旅行者数が1652万人なのに対し、外国から
日本への旅行者数は524万人で3分の1以下と、極端に少ない。
国土交通省の2002年度観光白書案によると、2001年に日本を訪れた外国人
の旅行者数は前年比9.8%増になった。今年から日本の観光地や文化のPRなどを
行う「ビジット・ジャパン・キャンペーン」に官民一体で取り組み、2010年まで
に外国人旅行者の倍増を目指している。
我が国は観光魅力において決して他国に劣らない。文化遺産、巧みな工芸芸術、そ
して四季折々の変化に富んだ自然、自然と調和する暮しなど、誇れる部分は多い。こ
れまで以上に日本を知ってもらう努力に励むべきだ。
そして、そういった「観光立国」の観点こそが、停滞する日本の光明になり得るの
ではないだろうか。
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◎投稿原稿掲載◎
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◎投 稿◎149◎
□■気になる隠し玉■□
酒井 信和
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日本の「コフジカメタカ」さんは大丈夫なのだろうか?
そう小・藤・亀・高さん。つまり次期自民党の総裁(候補)。果たしてその抱えて
いるはずの「ブラックボックス」の中には、何が入っているのだろうか。元気よく、
格好良く、演説はしているものの、「私は一切隠し事は致しません」と正直なのは良い
が、全く哲学もなく、日本の将来像も持たず、「ブラックボックス」=「鞄の中」(=
頭の中)が空っぽなのは大変困る。
日本の首相のブラックボックスの中身などは、戦後半世紀、世界のどこの国からも
全く気にしてもらえなかったのが実態であろうか。
策士・野中広務などは、「橋本派所属の国会議員が俺の言うことを聞かないのは許せ
ない」と言って、次期選挙には出ずに政界を引退すると恫喝に及んだ。
国会議員が俺の言うことを聞かないから、政治を止めるとは情けない。せめて、我
が(=野中の)政策・目標・日本国家に対する政治家としての理想・信念が支持され
なくなり、政治家をやっている意味がなくなってしまったと言って、政治家を引退・
廃業するのなら理解出来るし誉めてあげたい。
そうではないこの引退劇は、俺の言うことを聞かなくなった派閥の連中に対し、ダ
イナマイトを投げつけるにすぎない敗残兵の姿になった。
これも日本の民主主義政治とは言っても、「派閥政治という戦後の歴史」として、過
去に封じ込める=お蔵入り=「ブラックボックス」に入れなけらばならない時期が到
来したのだと、権力策士の一国会議員が自らを描いたにすぎないような気がする。
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